ポップオーバーの名前の由来と歴史は?ヨークシャー・プディングの違いについても

料理

ポップオーバーと呼ばれるパンをご存じでしょうか?

日本においても人気が出てきて、今後ブームになるのではと言われているパンです。

今回は、ポップオーバーの由来や歴史、またヨークシャー・プディングの違いついてご紹介したいと思います。




ポップオーバーの名前の由来や歴史

ポップオーバーとは

ポップオーバーとは、見た目はシュークリームの皮のようでエッグバターで作られるロールパンのようなものです。

中身は空洞となっていて、食べると外はサクッとしているのに、中はしっとりとしているので、食感も楽しめます。

材料はとてもシンプルで、卵・牛乳・バター・薄力粉・塩・砂糖。家にあるものだけで作ることができます。

作り方も簡単で、材料を混ぜて、マフィン型などに流し込み30分~40分オーブンで焼けば完成します。

塩気の効いたポップオーバーはそのままでもおいしいのですが、中が空洞などを生かして、好きな具材やチーズなどを挟んでサンドイッチとしてもおいしく食べられます。

日本でも食べられるお店が増え、これからブームが来るのではと言われています。

名前の由来や歴史について

ポップオーバーはアメリカで誕生したもので、ポップオーバー(popover)という名前は、作る時に形から飛び出すくらい生地が膨らむことからこの名前の由来しています。

ポップオーバーはすでに1850年頃にはあったもので、レシピが掲載された料理本は1876年に発売されています。

以前は小麦粉をカボチャのピューレにしたり、ナツメグなどのスパイスを加えたりしたバリエーションもあったが、現在はバターテイストで作られるポップオーバーが主流となっています。

ポップオーバーとヨークシャープディングの違い




ポップオーバーと類似した料理にヨークシャー・プディングというものがあります。


両方ともシュークリームの皮のようなものなのですが、違いはあるのでしょうか?

材料や作り方の違いをご紹介します。

<ポップオーバーの材料と作り方>

材料・・・薄力粉・卵・牛乳・塩・砂糖バター・油

<作り方>
①薄力粉・砂糖・塩を混ぜます。
②牛乳とバターと油を混ぜます。
③①に②をだまにならないように少しずつ入れ混ぜ合わせます。
④バターを塗ったマフィン皿やカップに入れ、予熱しておいたオーブンで200度で15分、160度で15分くらい焼いて完成です。

<ヨークシャー・プディングの材料と作り方>

材料・・・薄力粉・卵・牛乳・塩・油(ラード)(水)

<作り方>
①薄力粉・塩・卵を入れてよく混ぜる。
②だまにならないように牛乳を加え混ぜる。
③型に油を入れてから熱してから生地を流し込み、オーブンで200度で20分から25分くらい焼いて完成です。

レシピはいろいろあるので、多少の違いはあるかもしれませんが、材料を混ぜてオーブンで焼くのはほぼ同じ工程。

材料がポップオーバーでは糖が入るレシピが多数ありましたが、使う量は少量です。

油もヨークシャー・プディングは牛脂を使うのが一般的な料理なので、牛脂なのかバターなのかの違いはあるかもしれませんが、味の違いはそれほどでないと思います。

大きな違いは水分の量と粉の量の違いあり、ヨークシャー・プディングは水分が多く、もっちりした感じに仕上がります。ポップオーバーは粉が少なめで外側がパリッとしています。

あとはポップオーバーは中に具材を挟んでサンドイッチのようにして食べたり、蜂蜜やジャム・アイスクリームや生クリームなどを添えてスイーツ感覚で食べることがあります。

一方、ヨークシャー・プディングは、ローストビーフなどの肉料理の付け合わせとしてよく食べられ、グレイビーソースなどをかけて食べることが多いです。

あとは国の違いもありますね。

ヨークシャープディング・・・ヨークシャーで生まれたイギリスの家庭料理
ポップオーバー・・・アメリカの料理

ポップオーバーとヨークシャー・プディングの違いは、材料の多少の違いによる食感の違いと食べ方の違い、食べられている国の違いがありました。

名前や食べ方は違っていますが類似した料理いえそうですね。

まとめ

ポップオーバーの由来や歴史、またヨークシャー・プディングの違いついてご紹介しました。

多少の違いはありますが、とても類似した料理でした。

これからブームがきそうなポップオーバー是非一度食べてみてはいかがでしょうか?

 

 

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