アゲハチョウの寿命は幼虫から成虫でどれくらい?飼育時は変わるのかについても解説

子育て

散歩に出るてチョウチョが飛び回るのを見ると、春が来たなあという感じがします。

大人はチョウが飛んでいてもそれほど気にも留めませんが、子供はチョウが飛ぶのを見るだけで、目を輝かせて見ています。

うちの子ももれなく家で飼いたいというようになりました。(笑)

今までダンゴムシやカタツムリなど虫はしばらく飼ったことがありましたが、
今回はアゲハチョウということで、寿命や飼い方などいろいろ調べ、実際に飼ってみた体験についてご紹介します。




アゲハチョウの成長過程

アゲハチョウは完全変態の昆虫で卵→幼虫→蛹→成虫というように成長していきます。

幼虫の時は1齢幼虫から5齢幼虫と成長の時期が細かく分けられます。

1㎜くらいからの卵から羽化して1齢幼虫になり、まずは自分の入っていた卵の殻を食べて成長します。

それから幼虫期は脱皮を繰り返して5齢幼虫になり、蛹から羽化して成虫になるという過程をたどります。

アゲハチョウの寿命はどれくらい?




卵の期間


アゲハチョウは年に3、4回産卵する時期があります。産卵の時期は4月~11月頃で、幼虫が食べるミカン科の植物(サンショウやカラタチ)の葉の裏に産み付けます。

アゲハチョウは感覚毛という味覚をとらえられる足で、産み付けられる葉を見分けるのだそうです。

幼虫は食欲旺盛でたくさんの葉っぱの量を食べます。

1本の木にたくさん産卵すると幼虫のえさが少なくなるため、200個くらい産む卵のうち1本の木に数個ずつに分けて産みつけていきます。

卵の大きさは1~2ミリほど。

卵の期間は5日から1週間ほどで、卵が黒っぽくなってきたら後羽化して幼虫になります。

幼虫の期間

幼虫の時期は1齢幼虫から5齢幼虫までありますが、生まれて2~3日で羽化して2齢幼虫となり、その後も脱皮を繰り返しながら5齢幼虫まで成長します。

幼虫の期間はいろいろな色に変化するのでおもしろいですよ。

1~4齢期は鳥に食べられないよう鳥の糞に似せた黒っぽい色になり、その後、葉っぱの色に似た鮮やかな緑色になり成長していきます。

幼虫の変化を観察するだけでも違いが分かりやすくおもしろいですよね。

幼虫の期間は4~6週間ほどでその後蛹にへと変わり、蛹になってからは10日から14日ほどで成虫になり、きれいな姿を見せてくれます。

成虫の時期

成虫になってからの寿命は1~2週間ほどでその間にペアになる相手を探して、卵を産むということを繰り返していきます。

4月なら6月、8月なら10月に卵を産むので、半年以上の期間、アゲハチョウを見ることがことができますね。

産卵から成虫になるまでは2か月ほどかかりますが、2か月で様々な変化を見せてくれるチョウの変化は観察していてもおもしろいですよね。

アゲハチョウは飼育によって寿命はかわるのか?


チョウの寿命はチョウの種類でさまざまなようですが、成虫そのものの寿命が1週から2週間なので、家で飼育する場合、飼い方にもよるようですが、数日から2週間です。

どうしても家で飼育したい場合は、できるだけ長生き出るように環境を整えるか、しばらく観察したら自然に戻してあげましょう。

家の場合は虫かごの中では比較的大きめのサイズの虫かごで飼いましたが、2日目には羽にダメージが見られるチョウもいてとてもかわいそうでした。

子供と数日の約束でしたので、4日ほど虫かごで飼い、その後外に逃がしてあげました。飛んでは行きましたが、羽にダメージがあったのでどれくらい生きれるかはわかりません。

成虫で飼う時間はできるだけ短くしてあげて、少し観察したら外の広い世界に放してあげるのがいいですね。

成虫で長く飼うのは難しいですが、長く飼いたい場合は、卵から育ててみるのもいいと思います。

卵から成虫になる過程も観察できるし、育てる喜びを感じることができそうです。

次回は是非、卵から観察してみたいと思います。

まとめ

チョウの成長過程をまとめてみました。

子供がチョウを飼ってみたいという思いに答えたいと思うお父さん・お母さんの参考になればと思いまとめてみました。

子供が興味ある事はどんどんやらせてあげたいですし、そこから学ぶことはたくさんあるので是非観察してみてくださいね。

虫好きな子供たちに生き物を飼うことを通して、生き物について学びそして命の大切さも同時に学んでいってほしいなあと思います。

 

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