アスピックとテリーヌの違い?名前の意味や料理の発祥地も紹介!

料理

テリーヌという料理を知っている方は多いと思いますが、アスピックと呼ばれる料理でもテリーヌ

と呼ばれることがあり、その違いがわからない人は多いのではないでしょうか?

今回はアスピックとテリーヌの料理の違いについて調べてみました。




アスピック料理とテリーヌの意味は

アスピックとテリーヌの意味をご紹介します。

アスピックとは

アスピックとはフランス料理の一種。肉や魚を煮た汁をゼリーにしたもののこと。

アスピックはスープの色や塊の形がコブラに似ていることから、ラテン語でコブラの意味の「aspis」が語源でアスピックと呼ばれるようになったようです。

語源は他にもあり、肉ゼリーという意味のギリシア語のaspisからというものもありました。

アスピックは肉の表面に塗って味付けしたり、つやを出したりすることに使われたり、魚や肉、彩のよい野菜などを小さく切って混ぜて固めて前菜やサラダに使われることが多いです。

その他にもソースに光沢を出すために使われたり、料理の上に直接ゼリーをかけて見栄えを良くして、パーティやイベントの料理として使わることもあります。

日本料理でいうと煮こごりと近い料理法にあたるものです。

テリーヌとは

テリーヌとは中世ヨーロッパの料理で保存食として作られていたものです。

テリーヌのもともと意味は、フランス料理で使われるテラコッタ製のふた付きの土鍋や壺や深皿のことを指しています。

現在はステンレス製のものが多く使われているようですが、長方形の型のことをテリーヌ型と呼ばれるのが多いようです。

テリーヌ型 大 CC-4848

 

料理で言われるテリーヌはこのテリーヌ型に入れて作られた料理のことを言います。

容器のままの物で正式にはテリーヌ・ド・パテと言われ、型から出すとパテと呼ばれます。

現在でもフランスでは、テリーヌと言えば型に入れたまま出されるお店もあるようです。

作り方は型にバターや脂を塗って肉やレバー、魚のすりつぶしたものなどを詰めて湯銭やオーブンで火を通して作ります。

お菓子にもテリーヌと名前のつくものがありますが、テリーヌの型に材料を入れて冷やしたり、固めたりしたものもテリーヌと呼ばれるようです。

テリーヌ型で出さなくても、テリーヌの型に入れて作られたものはテリーヌと呼んでいるようですね。

アスピックとテリーヌの違い




アスピックとテリーヌはよく同じような料理に使われ、違いがわかりずらい料理名ですが、アスピックもテリーヌ型で作られたものはテリーヌと呼ばれることもあります。

肉や魚を煮た汁をゼリーを使って作った料理はアスピックでテリーヌ型で焼いたり、冷やしたりしたものはテリーヌと呼ぶこともできるということです。

テリーヌ型を使って作られているかどうかの違いですね。

テリーヌ型とは本来長方形なのですが、最近は丸型楕円形などもでてきて、テリーヌの使われ方も変わりつつあるようです。

アスピックとテリーヌの料理をご紹介

実際写真を見たほうがわかりやすいと思うので、それぞれの料理を写真でご紹介します。

アスピック料理

アスピック料理の写真をご紹介します。

アスピック料理は肉汁のゼリーを混ぜたり、固めたりして作られたもので、テリーヌ型で作られたものは、アスピックだけでなくテリーヌとも呼ばれるていますね。

日本でいう煮こごりですが、アスピックと言えばかっこいいです。

見た目も綺麗で、夏の暑い時の食欲のない時などに向いているお料理です。

テリーヌ

テリーヌの料理をご紹介します。

伝統的なテリーヌの作り方は、テリーヌの型にバターや脂を塗って、具材を詰めて焼いたものなので、本来のテリーヌは写真1枚目と3枚目が近いのかもしれません。

最近では、最近ではテリーヌという名前で販売されるお菓子もよく見かけますし、テリーヌの型を使って焼いたお菓子やゼリーを冷やし固めた料理でもテリーヌと言われることが増えているようです。

まとめ

アスピックとテリーヌの違いについて調べてみました。

アスピックは日本の煮こごり的な料理で、テリーヌ型で作ればテリーヌという名称でも使われるようです。

カタカナの料理名は難しいですね。レストランなどで意味もわからず、迷ってしまうこともありまが、料理名を知っておくととっても便利ですね。

 

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