2020年の朝ドラ後期からスタートするのは、杉咲花さん主演の「おちょやん」。
今回の朝ドラは大正時代、大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指すという物語です。
今回はこの「おちょやん」で使われたロケ地や撮影場所をご紹介したいと思います。
目次
朝ドラおちょやんのロケ地はどこ
「おちょやん」とは茶屋や料亭で働く「小さな女中さん」という意味の「おちょぼさん」がなまった大阪の方言。
このドラマのモデルは昭和初期から後期に活躍した女優の「浪花千栄子」。
これは「オロナイン」のポスター。年配の人なら見たことがあると思います。
来週からやる朝ドラのモデルはこの人❣️#浪花千栄子 pic.twitter.com/yLIIg6nMYF
— ときめき!ぺぱーみんとくらぶ (@tokipepaclub) November 23, 2020
彼女は大阪の南河内出身なので撮影場所は大阪が主な撮影場所になるのではないかと思います。
現在わかっている撮影場所やロケ地情報をご紹介します。
道頓堀は京都の松竹撮影所
主にドラマの撮影場所として使われているのは京都にある松竹撮影所のようです。
100年前の道頓堀が再現されたオープンセット。
11/30から始まるNHKの連続テレビ小説『おちょやん』。細部まで精巧に造られた道頓堀セットはなんと松竹撮影所の駐車場に建てられました!あまりの素晴らしさに現場からは「お願い!元に戻さないで!」と叫びが聞こえましたが、現在はただの駐車場です。#衝撃のビフォーアフター#朝ドラ#NHK#おちょやん pic.twitter.com/VU3hHzozHC
— 松竹撮影所(京都) (@ks_shochiku) November 25, 2020
松竹の駐車場に作られていたセットのようですね。現在は取り壊されているようでとても残念です。
松竹撮影所は一般公開もされていないようなので、実際に見ることはできません。
大正末期から昭和初期の頃に撮影された写真も発見!当時の道頓堀をしっかり再現していますね。
画像は11月30日から始まるNHK連続テレビ小説『おちょやん』の舞台となる道頓堀です。
撮影時期は大正末期から昭和初期との事で時代もピッタリ。
2枚目は当方が自動でカラー化を試みました。
【画像の出典】
橋爪紳也『「大大阪」絵はがき集』創元社#大正時代 #昭和初期 #大大阪時代 #おちょやん pic.twitter.com/SCESQwVxHP— 大大阪倶楽部 (@Daiosakaclub) November 23, 2020
住所:京都府京都市右京区 京都市右京区太秦堀ケ内町12−9
下赤坂の棚田
大阪府南河内郡千早赤阪村の下赤坂の棚田
下赤坂の棚田
カメラマンや自転車乗りがそこそこ集まってましたよ♪
まだ刈り取られてる区画はないので、来週も見れるのかも? pic.twitter.com/TJeRqiLv9K
— ピザ屋『かずこ&ずー・』タニマチ店 店長 (@pizanahiza) September 22, 2020
「日本の棚田100選」にも選ばれている棚田です。
稲の収穫の時期は金色の稲穂が輝き、多くのカメラマンが集まるスポットになっている場所。
住所:大阪府南河内郡千早赤阪村大字森屋
アクセス:近鉄長野線「富田林駅」より金剛バスに乗り換え「赤阪中学校前」下車徒歩10分
季節によって眺めも変わり、いつ行っても違う景色を楽しめる場所ですね。
サイクリングやツーリングの立ち寄りスポットにもなっている写真をアップしている人もたくさんいましたよ。
河内長野市
大阪府河内長野市内で撮影されたようです。撮影時期はは令和2年3~6月に行われていたようです。
NHK連続テレビ小説「おちょやん」の撮影を支援しました – 河内長野市ホームページ https://t.co/QG1mMfQJ4c
— 逢坂山のさねかづら🐇 (@sanekazura) November 12, 2020
詳しい場所はわかりませんでしたが、河内長野市内にある森林内での撮影だったようです。
ここで撮影されたシーンは1週目に放送されるようで、千代の幼少期の撮影をした場所のようですね。
千代役の毎田暖乃ちゃんがこの場所に来ていたのではないかと思います。
撮影現場の写真などはこちらから
千代が通った学校
千代が通った小学校は滋賀県にある豊郷小学校旧校舎群 滋賀県犬上郡豊郷町石畑518
#おちょやん【旧豊郷小学校】岡安のみつえが通う小学校。ロケ地は滋賀県の旧豊郷小学校。なお、千代が奉公に出る前に一瞬 通った小学校も、旧豊郷小学校の教室でのロケでした。なお、ここはアニメ「けいおん」の舞台である桜が丘高校のモデルになったことでアニメファンには有名な聖地になっています。 pic.twitter.com/s7Lw17q67T
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 8, 2020
こちらは映画「君の膵臓をたべたい」でもロケで使われた学校です。いろいろな撮影で使われている有名なロケ地ですね。
ここは、昭和12年に商社「丸紅」の専務であった古川鉄治郎氏によって寄贈され、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計で建てられたものです。
平成25年には国の登録有形文化財に登録されている場所ですが、校舎の見学も自由にできるようです。
富田林市 春日神社
モデルになった浪花千栄子さんは現在の富田林市東板持町の出身。富田林市内での撮影も多く
行われています。
市役所のホームページでも本市内某所に「おちょやん」セットを設営し、撮影が行われていたとの
情報が掲載してありました。
富田林市内にある春日神社での撮影情報も見つけました。
住所:大阪府富田林市彼方329
小学校のかけっこのシーンで使われたのは春日神社だったようですね。
#おちょやん【春日神社】小学校でのかけっこのシーン。ロケ地は富田林市の春日神社でした。奥に一対の灯籠と祠、その奥に鳥居のトンネルが見えます。 pic.twitter.com/Ili9t6ZmOP
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 1, 2020
だんじり祭りが有名な神社です。
だんじりというというと、「岸和田だんじり祭」が有名ですが、こちらのだんじり祭りは数多くのだんじりが暴れる派手さはないようですが、地元の人以外訪れる人も少なく、落ち着いた村祭りの風情のお祭りのようです。
TS写真館169
平成19年富田林西部祭礼「春日神社宮入」
写真館168では錦織神社の氏子地区を紹介しましたが、富田林西部には春日神社氏子地区もあります
彼方(左上)、伏見堂(右上)、嬉(左下)の3町が曳き唄を唄いながら木が生い茂った春日神社へ宮入
緻密な彫物の彼方地車も必見です pic.twitter.com/IVojENEvHn— Kinmokusei (@Kinmoku46946322) August 16, 2017
愛知川(東近江市)
放送でよく千代ちゃんが通った道は滋賀県東近江市の愛知川の河川敷のようです。
#おちょやん【東近江ロケ】ロケ会社によると、1話の川の風景は 東近江市今代町付近を流れる愛知川でロケされたようです。多少のCG加工は加えてあると思いますが、いまどき こんなに のどかな風景が残ってるんですね。 pic.twitter.com/TUZfQpSprX
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 1, 2020
千代ちゃんが水汲みに通った道や最後に父ちゃんと別れた場所もここでした。
大正時代ののどかな田舎を表現していて、とても印象深い場所でしたね。
三井寺(園城寺)
滋賀県にある三井寺でもロケが行われています。
岡安をクビになった千代が お家さんによって見つけられ 連れ戻されたシーンやシズが偶然 歌舞伎役者・早川延四郎と出会うシーンで使われていました。
また千代が雨宿りしていたお寺やシズさんが延四郎を待つシーンもこの場所でした。
#おちょやん【三井寺】シズが偶然 歌舞伎役者・早川延四郎と出会う場面。ロケ地は 岡安をクビになった千代が お家さんによって見つけられ 連れ戻されたお寺、あの滋賀の三井寺(園城寺)でした。#スカーレット が終わっても、滋賀のロケ地は大活躍です。https://t.co/tpzYU6FZSC pic.twitter.com/3yhVUUIYKJ
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 15, 2020
四脚門から唐院潅頂堂に向けたアングルで撮影されていたようですね。
#おちょやん【三井寺ロケ】シズさんが延四郎を待つ場面。これもまた ロケ地は大津市の三井寺(園城寺)。なかなかいい佇まいを持った お寺です。 pic.twitter.com/5vJJIp4kHd
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 16, 2020
#おちょやん【三井寺金堂】今朝もロケ地として、大津市の三井寺(長等山園城寺)が大活躍。延四郎とシズが語り合う場面の背景となっていたのは 園城寺金堂。慶長4年(1599年)豊臣秀吉の正室である北政所(寧々)により再建されたもので、国宝にも指定されている 由緒ある建物です。 pic.twitter.com/VKRIJzjByV
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 18, 2020
正式名称を「長等山園城寺(おんじょうじ)」天台寺門宗の総本山のお寺です。
源平の争乱、南北朝の争乱等による数々の焼き討ちにもあいながらも、苦難を乗り越えてきたお寺で「不死鳥の寺」とも言われています。
幼少期の一平が母と別れるシーンでも三井寺が使われていました。
#おちょやん【三井寺】幼い一平とお夕さんの別れを描いた回想シーン。ロケ地は またしても 大津市の三井寺のようです。フォトジェニックな お寺ですよね。 pic.twitter.com/CR9hSFaY9Q
— ひぞっこ (@musicapiccolino) March 1, 2021
一平との再会シーンや、おちょやんのラストシーンにも使われたのも三井寺でした。
#おちょやん【三井寺ロケ】久しぶりに 千代が一平に会った お寺。ロケ地は この おちょやんでは 何度も使われて、すっかり定番ロケ地になった 大津の三井寺。今回は 一切経蔵の前の橋の上でした。なんとも 佇まいが 素晴らしい お寺。コロナが収束したら、一度 聖地巡礼に 訪ねてみたい。 pic.twitter.com/TQJJHGN3nV
— ひぞっこ (@musicapiccolino) May 11, 2021
#おちょやん【大津・三井寺】最後の場面のロケ地も大津市の三井寺でした。12話で シズが延四郎と再会した石橋も見えています。おちょやん ロケ地のなかでも とりわけ 三井寺は大活躍。#スカーレット が終わったあとも、これだけ 滋賀県のロケ地が使われてることを、滋賀県民は自慢していいと思います。 pic.twitter.com/vJukDVM8kf
— ひぞっこ (@musicapiccolino) May 14, 2021
三井寺はおちょやんでたくさん使われたロケ場所でした。
三井寺に行って見るといろいろなシーンが思い浮かんでくるかもしれませんね。
近江八幡の八幡堀
滋賀県にある近江八幡の八万堀。 滋賀県近江八幡市大杉町
近江八幡の八幡堀。
数々のドラマのロケ地になった場所で思い入れあり。
物語の場面を思い出しながら歩けて感慨深かった。#おちょやん ではいつ出てくるか楽しみ! pic.twitter.com/zD0tDPAgbl— ☆るる☆ (@rudopai_ruru) December 1, 2020
ここは、国の重要文化的景観の第一号に選定されています。
日本一遅い乗り物と言われている「手漕ぎ和舟」があり、四季折々の美しい自然や昔ながらの商家や蔵屋敷が眺められます。
ドラマでは千代が道頓堀に来た時のシーンで使われていました。
オープンセットの中に1カットだけロケが差込んである。いつもの近江八幡のお堀や🤣
これまたいつもの女中頭、楠見さん😊
「おおきに、おかめさん」て、何かのキーワードなのかな。ネズミのイラストがなんとも絶妙、褌😆#おちょやん pic.twitter.com/wPC8090STq
— だふK (@K0zhs3t) December 7, 2020
映画やドラマのロケ・結婚式にも人気のスポットになっている場所です。
新しい撮影場所の情報がわかり次第追記していきたいと思います。
住友大阪セメント伊吹工場跡
千代と寛治が空襲を受けた焼野原を歩くシーンに使われたのは、廃墟として有名な
滋賀県米原市の住友大阪セメント伊吹工場跡地です。
〒521-0314 滋賀県米原市春照
#おちょやん【焼け野原ロケ地】僅かな配給を受けた千代と寛治がトボトボ帰るシーン。ロケ地は廃墟マニアの間で有名な滋賀県米原市の住友大阪セメント伊吹工場跡。空襲跡の焼け野原を表現する定番のロケ地として、#べっぴんさん、#マッサン さらにはAKの #なつぞら や大河 #いだてん でも使われました。 pic.twitter.com/M25khyJ2Nq
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 6, 2021
1952年に操業し、2003年3月に閉鎖されたセメント工場です。
廃墟マニアにはとても有名な場所になっているようです。
住友大阪セメント伊吹工場跡。 pic.twitter.com/Hbt5050M6w
— 歩鉄の達人 (@hotetunotatujin) March 22, 2020
まとめ
現在分かっている「おちょやん」で使われたロケ地や撮影場所をご紹介しました。
まあ新たな撮影地情報が分かり次第追記していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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