フランス料理に使われるフォン。
フォンド・ボーというという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
フォンと同じように使われるフュメはどのような違いがあるのでしょうか?
今回はフォンとフュメの違いについて調べてみました!
フォンの基礎知識
フォントはフランス料理で使われる出汁のこと。
フォンド・ボーという言葉はよく耳にしたことがありますよね!
フォンドボー入りのディナーカレーは有名です。
フォンはソースのベースや、煮込む際の煮汁のもととして使われるものです。
日本にも出汁にはカツオ出汁や昆布出汁など種類があるように、フランスの出汁も、出汁を取る素材によっていろいろな種類があります。
このフォンができたのが18世紀頃、フランソワ・マランという料理人によって作られたと言われています。
フォンの種類と材料の違い
フォンには白色系のフォン・ブラン(fond blanc)と褐色系のフォン・ブラン(fond brun)があり、出汁を取る材料によりフォンの名称も異なります。
フォンの種類をご紹介します。
白色系のフォン | 褐色系のフォン | ||
フォン・ド・ヴォライユ | 鶏のフォン | フォン・ド・ヴォー | 仔牛のフォン |
フォン・ド・ポワソン | 魚のフォン | フォン・ド・ジビエ | 鹿・ウサギ・キジのフォン |
白色のフォンはクリーム煮や白いソースに使われます。
褐色のフォンは材料をフライパンやオーブンなどで焦げ目がつくまで焼いて煮込んで作られ、肉料理であったり、茶色いソースととして使われます。
ソースの味や色はフォンによって変わるため、味が良くて、濁りのない澄んだフォンがいいとされているようです。
広い意味では、コンソメやジュレ・ルーなどもフォンに含まれます。
フォンとフュメの違いは何?
フュメとは「フュメ・ド・ポワソン」とも言われ、フュメがだしでポワソンが魚という意味です。
このフォンの中の魚から取った出汁のことを言います。
フュメはフォンの種類の1つで、魚のフォンのことをフュメと呼んでいるので、呼び方が違うだけで、同じものを指します。
ただフォンというと先ほどのにも述べたようにいろいろな種類があるので、魚以外の材料でとったフォンとは違います。
フュメの材料には白身魚や舌平目・ヒラメのあらが使われ、白い色のスープが一般的なようです。
フォンとフュメの料理
フォン料理
フォンを作っている様子やフォンを使った料理をご紹介します。
西洋料理で用いるダシを取りにいく。
フランス語でフォン
イタリア語でブロード材料は牛スネ肉、オーブンで焼いた鶏の手羽元と手羽先、香味野菜 pic.twitter.com/Zj2yH36Shg
— カルロス@琴・絢・蘭 (@tiramisu_01) May 1, 2020
【撮影集】
イベリコ豚のラグーパスタ玉ねぎやニンニク、イベリコ豚を赤ワインとトマト、フォンで煮込んだミートソースパスタです!
Photographer【maiko.kasuya】さん#ミートソースパスタ #イタリアン #料理 #料理好きと繋がりたい #料理好きな人と繋がりたい #料理写真 #ワイン #肉 pic.twitter.com/o6faVCUbW6— Spfcompany エスピーエフカンパニー (@spfcompany) May 26, 2020
エゾシカのフォンも完成。
脂を取り除いて、小分けして冷凍しておきます。
ローストに使うソース用の少量パックと、煮込みに使う大容量パックに分けておこう。
ワインを入れない汎用タイプのフォンなので、色々な料理に使っていこうと思います。 pic.twitter.com/6cBn4A2TXq
— 鈴木 一平 (@taberunomuasobu) April 11, 2020
おはようございます❗
オススメの蝦夷鹿料理の第1段
蝦夷鹿背肉のロースト
香草ソース❗
蝦夷鹿のフォンを煮詰めて、仕上げに香草を加えたソースです❗
赤ワイン🍷とご一緒にいかがですか❗ pic.twitter.com/HN6M5gT3zR— JUN.KITA (@kitabayashi58) January 7, 2020
三段角の雄鹿を挽肉にして、卵やパン粉、炒め玉ねぎなどを混ぜてフォアグラを包みます。
これを軽く下茹でしたキャベツで包んで、焼き目を付けてから蝦夷鹿と鶏のフォンで煮込みます。
12月は若い雌鹿で作ったので、1月2月は年かさの雄鹿。
同じ料理なのに使う個体で全然味が違うのが面白い。 pic.twitter.com/GJVAVgqo2w
— 鈴木 一平 (@taberunomuasobu) January 23, 2020
フォンを使った料理はおいしそうですが、フォンを一から作るのは大変そうですね。
市販品を利用して、簡単に作るのがいいかもしれません。
フュメ料理
フュメの作り方は、野菜を炒め、そこに魚の骨やあらなどを入れ、白ワイン、水、香辛料を加えて煮て作ります。
スープ・パエリア・クラムチャウダー・ムニエルなどに使われます。
ソースはオレンジを絞った果汁と濃縮オレンジジュースを用意。
フュメ・ド・ポワソンに加え、更にホワイトバルサミコを加えてじっくり煮込みます。
途中で塩胡椒で味の濃さを決めてとろとろになったら完成。 pic.twitter.com/dk9dmSLDR8— *:.。. ❇︎ komorebi ❇︎.。.:* (@komorebi3739) July 30, 2016
ソースはフュメ・ド・ポワソンにからすみと白ワイン、ハーブ(タイム、マージョラム、パセリなど)を加えて時間をかけて煮詰めて、シノワで濾して
塩胡椒で味を調え濃厚なソースに。 pic.twitter.com/QkWCwKzIW4— *:.。. ❇︎ komorebi ❇︎.。.:* (@komorebi3739) July 16, 2016
小島流@フュメ・ド・ポワソンの冷製✨
激ウマでしたぁ~(*´ω`*) pic.twitter.com/HeMrALG2Ky— よっしー (@yuko5423) July 14, 2017
ホワイトシチュー#インフラエンジニアの自炊飯
ちょっと前に作ったフュメ・ド・ポワソン使ってみた pic.twitter.com/XipTI4AHIN— ハセガワ@ヌゥ (@FmdZsSxElFT50om) May 26, 2020
ラーメン星印@反町S- train乗って♪久々の訪店😊openちょっと過ぎ到着本日限定ソテーしたサーモンをのせマッシュルームのアヒージョ風香味油をかけたフュメ・ド・ポワソンのSalty Noodle(改良型)をオーダー旨味広がるスープに喉越し良いつるつる麺最高のイタリアンテースト🍜来て良かった〜😊 pic.twitter.com/876MLhASk9
— 🍜ゆうこりん🍜 (@korinn4452) December 10, 2017
ラーメンなどのスープで使わることも多いようですね。
醤油やとんこつだけでなく、魚介系のスープのラーメンもあるので、フランス料理でなくラーメンでもおいしいですよね!
こちらも市販品がありました。フュメ・ド・ポワソンを使った料理に挑戦してみたい方はこちらを使うと簡単にできそうです。
化学調味料無添加シーフード・スープストック【フュメ・ド・ポワソン】(顆粒6gx5本)スティックタイプなのでとっても便利!!ブイヤベース、パエリア、リゾット、グラムチャウダーなどが手軽に作れると、皆さまにリピートいただいています。
まとめ
今回はフォンとフュメの違いついて調べてみました。
フォンはフランス料理で使われる出汁のことで、フュメはそのフォンの種類の一つで、魚からとった出汁のことでした。
料理に使われる出汁にもいろいろな種類があり、だし一つとっても奥深いですね。
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