こんな夜更けにバナナかよの映画で伝えたい事は?鹿野のセリフや名言についても

映画

2018年に公開された大泉洋主演によ「こんな夜更けにバナナかよ」。

筋ジストロフィーという難病にかかりながらも、周りの人々の力をかりながら、自立した生活を送った鹿野靖明(しかの やすあき)さんの物語です。

今回はこの映画での鹿野靖明(しかの やすあき)さんのセリフや名言、彼の伝えたかったについてまとめてみました。



こんな夜更けにバナナかよの鹿野のセリフや名言

こんな夜更けにバナナかよでの鹿野さんのセリフをまとめてみました。

あらすじ

12歳で筋ジストロフィーが判明し、20歳までは生きるのは難しいといわれた鹿野。

病は進行し手の指先と、首から上しか動かずボランティアに頼る生活を送ります。

しかし、ボランティア(通称ボラ)にいろいろ要求し自分がやりたい事をして生きていくのです。

医大生の田中(三浦春馬)はボラの1人で、その彼女である美咲(高畑充希)もボラに参加することになるのですが、美咲は鹿野のわがままな態度に苛立ちます。

鹿野は美咲に好意をもち、美咲にプロポーズしますが断られ、美咲の田中への気持ちに気づくことに。

その後鹿野がけんか別れした田中と美咲が仲直りする機会を与え2人は仲直りします。

その後田中は医者・美咲は教師の道へとしお互いの目標に向かって進んでいきます。

始めは鹿野のわがままに苛立ちを覚えた美咲でしたが、鹿野と過ごすうちに鹿野のキャラクターと前向きな生き方に魅力を感じるようになっていきます

鹿野の名言・名セリフ

映画の中での鹿野さんのセリフをご紹介します。

<鹿野のシンポジウムの言葉>

「俺がわがままに振舞うのは他人に迷惑かけたくないからって縮こまっている若者に、生きるってのは迷惑をかけあう事なんだって伝えたいから」

これは鹿野がシンポジウムで言った言葉です。

障がい者の目線ではなく、若者の生き方に疑問を持ち自らの行いで示しています。
嫌われるのを覚悟で実践できることはすごいことですね。

<離婚した時の会話で>

そん時は不幸のどん底でさ。ま、でも命取られたわけじゃないし、夢を追い続けることに決めたわけさ。

大泉洋演じる鹿野が明るく話すこのセリフもよかったですね。

どん底でも前向きに考えられる鹿野さんのポジティブがよく伝わります。
障がいを持ちながらも夢を追い続ける鹿野さんの生き方に勇気をもらえました。

<鹿野が夢の話をした時>

最終的には有名になることかな。有名になったらボラが集まるでしょ。ボラがいなかったら生きてけないしね。

このセリフはボラがいないと生きていけない鹿野さんが、ユーモアをまじえてその必要性を伝えた言葉だったのではないではないかと思います。

夢は?と聞かれて、「徹子の部屋」に出ることと話していた鹿野さん。質問の回答にクスっと笑わせてくれる鹿野さんの人間性はとても魅力的でした。

<美咲にいろいろ買い物をお願いして、鹿野さん自由だよね。と言われた時>

だって、ここ自分家だよ!
自分家で遠慮する人いる?それじゃあ病院で暮らすのと変わらんべさ。

ボラをこき使っているようにも見えた鹿野さん。最初美咲にはただのわがままに思え反発されます。

ですが、鹿野さんはボラを家族と思っていたからこそ遠慮せずいろいろ言えたのかもしれません。

<講習会での鹿野の言葉>

結局誰かの助けをかりないとできなことだらけだからさ、思い切って人の助けをかりる勇気も必要なんだよね。

障がいをもっているからと卑屈になるのではなく、むしろそういう状況を受け入れ乗り越えた鹿野さんだからこそ、人の助けをかりる勇気の必要性を感じ伝えたセリフです。

できなことだけを考えず、どうしたらできるのかを考えることが大切ですね。

<美咲が恋人に教育大の学生だと嘘をついていたことを鹿野の話した時>

好きになってなってもらうための嘘だろ。
口だけの武器の俺はウソなんていくらでもついてるよ。
それでも後ろめたいんだったら、ウソをホントにしちゃえばいい。
この年で英検2級に挑戦している俺に比べたら楽勝楽勝!

美咲に対する鹿野さんのやさしさが伝わり、前向きな鹿野さんらしい励ましたの言葉でした。

体を動かせなくても将来の夢を持ち、そのために努力している鹿野さん。

そんな人を見て、自分も頑張らないとと思わない人はいないと思います。

鹿野さんの存在は周りの人に、生きること・チャレンジすることの大切さを伝えてくれていますね。

<鹿野に励まされ、立場が逆になった言う美咲へ>

立場は対等だって。同じ人間だもの、力になれたら俺も嬉しいさ。

他の人の力をかりている鹿野さんだからこそ、人の力になりたいという思いは強いと思いますし、人の力になれたら喜びも他のひとよりきっと大きいでしょうね。

<お母さんに甘えたらという美咲へ言ったセリフ>

俺が本気で甘えたら介助以外何にもできなくなるっしょ。親には親の人生を歩んで欲しいっていうかさ。子供の病気は親に原因があるって謝られるのもつらいしね。
それにさ、障がい者の世話は家族がするのがあたりまえっていうこの国の常識に、ささやかながら俺も抵抗しているわけよ。

映画のシーンでは親に冷たくするシーンばかりでしたが、本当の鹿野さんは親思いな人でした。

普通は親を恨みたくなる人も多いかもしれませんが、鹿野さんは自分のことだけでなく親の人生の
ことまで考えていましたね。

健常者でも親にいつまでも頼って生きている人もいるのに、障がいをもちながらも親の負担にならずに生きたいと自立する生活を選択をしたのはすごいことだなと感じました。

<入院の一時退院ができず英検を受けられないかもしれない時>

おれは1日1日勝負なんだよ!次の試験の時元気でいる保証ないんだぞ。

このセリフからは、1日の命の重みを感じました。

誰しも明日のことはわかりません。ただただぼーっと生きていてはいけないですね。

<痰の吸引は家族にしかできない医療行為だと医者に言われた時>

俺のボラはみんな俺の家族なんだよ!その家族のせいでたとえ死んだとしても俺は一切文句を言わない。

このセリフはボラへの愛情が伝わってジーンとなりました。

自分の時間をさいて鹿野さんのボラをすることは本当に大変だったと思いますが、この一言でそのつらさや大変さは吹き飛んだ言葉だったのではないかと思います。

<退院は許可できないと言われた時>

病院に閉じ込められたままじゃ、俺は俺じゃなくなる。このまま天井の穴を数えたまま死んでいくのは嫌なんだよ。

あなたたちだって仕事が終わったら家に帰るじゃないか、だったら俺だって家に帰りたい。

限りある命を精一杯生きたかった鹿野さんのセリフです。

死が身近にあるからこそ大事に生きたいという思いが伝わります。

<ボラをやめるという田中に話を聞きに行った時>

正直に生きてるかおまえ?

このセリフも死が身近にある鹿野さんだからこそ、正直に生きることの大切さを日々感じていたのではないかと思います。

限りある命、自分の心にうそをついて生きたくないと思っていたのだと思います。

自分の命の長さがわからないとついつい我慢したり、先延ばしにしたりしてしまいますよね。
自分の心に正直に生きるって大事ですね。

<退院パーティーでの鹿野のスピーチ>

ボランティアのみんなと過ごした日々は、毎日が戦いでした。
何度もぶつかり、たくさんけんかもしたし、たくさん傷つけあいました。でもそうやって本気で向き合ったからこそ、みんなのことが理解できたし僕のことも分かってもらえたんだと思います。

自分に正直に生きる鹿野さんは周りの人とぶつかることも多かったと思います。ですが、正直に伝えることで、相手にストレートに伝わり、お互いに心が通じ合えたのですね。

けんかすることで仲良くなることってよくありますよね。正直に伝えることでよりお互いを知ることも大事です。

<鹿野が仮病を使い田中が駆け付けた旅行先にでのシーン>

人はできることよりできないことのほうが多いんだぞ!

人間はできないことは確かに多いです。

自分ができないことを自覚し恥じる必要はなく、できないことは人にやってもらえばいいという
鹿野さんの考えからきた言葉ですね。

鹿野さんのセリフや言葉をまとめてみました。

鹿野さんの個性がでたユーモアのあるセリフから、病気と向き合うからこそ鹿野さんが感じるセリフがたくさん出ていましたね。

それぞれのセリフにみなさんはどんな感想を持ったでしょうか?

こんな夜更けにバナナかよの映画で伝えたい事




この映画では筋ジストロフィーという進行性の難病を抱えながらも、楽しくそして今を必死に生きている鹿野さんの姿が描かれていました。

人に頼るということを遠慮せず、人ができないという事にもチャレンジし続ける姿勢。

問題にぶち当たってもそこからまた新たに人生を楽しむ方法を見つける鹿野さん。

ハンディを背負っても、その生活の中からさらなる目標を見つけ前に進んでいく姿は私たちを勇気づけてくれました。

そして、限られた命の時間を一日一に大事にそして素直に生きてい行くことの大事さを伝えてくれているとも思います。

また、お互いに素直に心をぶつけ合い、そこからお互いを理解し尊重し合える関係が生れてきて鹿野さんを支えるボランティアとの絆も築いていけたのではないかと思います。

わがままで横柄な態度な鹿野さんがなんで多くの人に支えられる存在だったのか、その理由は鹿野のキャラクターと言葉だったのではないでしょうか?

言葉は乱暴なところがありながらも、ボラのことを家族同様に思っている鹿野さんの思い。また
母親には自分の人生を歩んで欲しいという親思いの素敵な人物でした。

私たちはこの彼の生きざまに学ぶべきところがたくさんあるのではないかと思います。

まとめ

この映画では、限りある命をどう生きていくかについて自分に問える映画だったのではないかと思います。

鹿野さんのセリフは心に響き、自分をふと振り返させてくれるものばかりでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました