ハンガリー料理の「グヤーシュ」という料理を食べたことがありますか?
ドイツやチェコでは「グラーシュ」と呼ばれている料理です。
ヨーロッパのフランス料理やイタリア料理も有名な料理が多く食べたことがある人も多いと思うのですが、最近はハンガリー料理のグヤーシュもおいしいと話題になっています。
今回は、ハンガリー料理のグヤーシュ(グラーシュ)とはどんな料理か、発祥の地・名前の由来や味、またシチューとの違いについてご紹介したいと思います。
ハンガリー料理のグヤーシュとは?
ハンガリー料理のグヤーシュとはどんな料理なのでしょうか?
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グヤーシュはハンガリーの定番料理の一つです。昔から家庭で作られているスープで、日本でいう
味噌汁的な存在の料理です。
家庭ではもちろん、レストランや学食などでも提供されるくらい生活に密着した料理のようです。
現地の人にはもちろん、日本人だけではなく他の外国の人にも人気があるハンガリー料理。
また、簡単に作れるのもグヤーシュの魅力の1つなんです。
グヤーシュの簡単な作り方をご紹介しますね。
牛肉(シチュー用)・・400g
玉ねぎ・・中1/2個
人参・・中1本
じゃがいも・・中2個
トマト・・中1個
ニンニク・・小さじ1
パプリカパウダー・・大さじ1
塩コショウ・・・少々
ラード
①玉ねぎはスライス、人参はイチョウ切り、にんにくはみじん切りにしておきます。
②鍋を熱して、ラードを入れ溶かしニンニクと玉ねぎを入れ炒めます。
③にんにくの香りが出てきたら、肉を入れて、色が変わるまで炒めます。
④③にじゃがいも、ニンジン、トマト、水、パプリカパウダーを入れ中火で15分から20分煮ます。
⑤肉が柔らかくなったら塩コショウで味を整えて完成です!
グヤーシュ(グラーシュ)とシチューの違いは?
グヤーシュの作り方を見ると、シチューやカレーの作り方ととても似ているのですが、その違いは何なのでしょうか?
まず材料ですが、肉やじゃがいも、玉ねぎ、ニンジンなどカレーやシチューの材料とほぼ同じ材料で作られています。
大きな材料の違いは伝統的なグヤーシュは牛肉を使って作られる点と香辛料であるパプリカパウダーを使って作る点です。
香辛料と聞くと、辛い味を想像してしまいますが、ハンガリーでパプリカは「ピーマン」の意味があり味は甘みとほのかな苦みがある程度で、唐辛子のような辛みはありません。
最近では、グヤーシュは「肉をパプリカで煮こんだもの」表すようになってきており、必ずしも牛肉ではなくてもよいとされてきているようです。
グヤーシュは煮込み料理ではありますが、日本のシチューやカレーと違ってスープとして食べられており、パスタ類やサワークリームなどを入れて食べる場合もあるようですね。
日本のハヤシライスはこのグヤーシュがもとになったという説もあり、カレーやシチューよりハヤシライスに近い料理と言えそうです。
発祥の地や名前の由来
グヤーシュとはハンガリー発祥の料理です。
ハンガリーとはヨーロッパの中央に位置し、周りを7国に囲まれた内陸の国です。
最後にカブスがWS優勝したときの世界地図wwwwwwwwwオスマン帝国、オーストリアハンガリー帝国とかガージャール朝ペルシアとか濃いwwww pic.twitter.com/4Hw49C3Q45
— Tamago (@mliteplz) October 18, 2015
グヤーシュは「グヤーシュ・レヴェシュ」を略した言葉で、「グヤーシュ」は牛飼いで「レヴェシュ」は汁とかスープを意味します。
つまり、「牛飼いのスープ」という意味です。
昔、牛飼いたちが、農作業中にわざわざ自宅に帰って食べる手間を省くために、大鍋にこのスープを作ったことが名前の由来となっています。
グヤーシュはドイツやオーストリアにも伝わっていますが、ハンガリーでは味噌汁のような存在であるのに対して、どちらかと言うとシチューにあたるものを指すようです。
ハンガリーの食文化は乾燥させて粉末にしたパプリカをよく使う特色があり、グヤーシュはハンガリーでは代表的な料理となっています。
グラーシュ(グラーシュ)の味は
グヤーシュ(グラーシュ)の味はどんな味なのでしょうか?
近くのレストランでついに食べれたグラーシュ。味濃いめのビーフシチューに少しだけ乗っかってるミントの葉は意外と合う。一緒にでてきたマッシュポテトを揚げたものもボリューム満点。昼間からのピルスナーウルケルを飲む贅沢さたるや pic.twitter.com/3a8iEauIwp
— イレブンモンスター (@eleven_monster) July 22, 2019
せっかくなのでチェコグルメの紹介など。
これは「グラーシュ」っていう代表的チェコ料理。
味はしょっぱいビーフシチューに近い。
茹でパンのスライスを浸して食べる。
パンは手で食べずにフォークとナイフを使う。
時々超なげぇシシトウと、すった西洋ワサビが入ってたり。
うまいけど日本帰りたい。 pic.twitter.com/mp6VA0PctL— レオ@ごじょー (@noir0115) September 3, 2019
昨日食べたチェコの伝統料理である牛肉のグラーシュ。酸っぱいビーフシチューみたいな味で、ご飯が恋しくなった pic.twitter.com/gbsJFwSL54
— KYOYA (@kyoya_108) February 8, 2019
今のところ暫定一位はこのホテルのグラーシュ。理由は簡単。今まで食べたどのグラーシュも塩の味しかしなかったけどここのグラーシュはビーフシチューっぽい味がしたからさ。
— なまうつぢつぢ公爵🦩💕 (@unpleasance) October 29, 2011
でもって、センテンドレから戻ってきて、中央市場でお昼ご飯。グラーシュ。チェコのはデミグラスソースっぽい味だけど、ハンガリーのはパプリカ!って感じで、ピリ辛でした
演奏もあって楽しかったですよー pic.twitter.com/qZIPRAvZRf— 淡路水🍽🍮🌠 (@agua_dulce_09) July 24, 2017
・しょっぱいビーフシチューに近い味
・酸っぱいビーフシチュー味
・塩味強めのシチュー味
・デミグラスソースっぽい味
・ピリ辛の味
グヤーシュ(グラーシュ)の味の感想をまとめてみました。それぞれ味の感想は様々ですね。
レストランや地域で味の違いもあるようです。
共通して言えるのは、ビーフシチューをアレンジした味のようです。
もともと大鍋で作られていた料理なので、肉や野菜を大量に入れて作るのがいちばんおいしいと言われています。
本場、ハンガリーだけでなく、チェコやドイツなどでも作られいる料理ですが、それぞれどんな味が食べ比べてみたいですね。
まとめ
今回は、グヤーシュ(グラーシュ)とはどんな料理か、発祥の地・名前の由来や味、またシチューとの違いについてご紹介しました。
グラーシュは見た目はビーフシチューのようでしたが、ハンガリーでは日本の味噌汁的料理でした。
興味ある人は、一度ハンガリー料理のグヤーシュを食べてみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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